🍁10月の健康だより
2025年10月9日
〜免疫力アップと腸内環境の深い関係〜
秋は朝晩の冷え込みと日中の気温差が大きく、体調を崩しやすい季節です。気づかないうちに自律神経が乱れ、免疫力も低下してしまいます。そんな今こそ注目したいのが「腸内環境」です。
人の免疫の約7割は腸でつくられているといわれています。腸は、食べ物を消化吸収するだけでなく、外から入ってくるウイルスや細菌を防ぐ“免疫の要”のような存在です。そのため腸内環境が乱れると、風邪をひきやすくなったり、花粉症やアレルギー、肌荒れ、倦怠感など、さまざまな不調が現れます。
腸を整えるための3つのポイントは「発酵食品」「食物繊維」「適度な運動」です。
発酵食品では、納豆・味噌・ヨーグルト・ぬか漬けなどが代表的。毎日少しずつ取り入れることで、善玉菌を増やし腸の動きを活発にします。
また、野菜・海藻・きのこ類などに多く含まれる食物繊維は、腸内の老廃物を体外へ排出する“お掃除役”として働きます。
さらに、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は腸の蠕動を促し、便通を整える助けになります。
もう一つ大切なのは「生活リズム」です。腸は規則正しいリズムを好む臓器なので、食事や睡眠の時間をできるだけ一定に保つことが、腸の安定と免疫維持につながります。
腸の状態が良くなると、身体の内側から元気が生まれ、疲れにくく、肌も明るく整っていきます。
季節の変わり目こそ、“腸から免疫力を高める生活”を意識して、秋を元気に過ごしましょう。




