肩こりは「肩を揉む」だけでは改善しない理由

2026年07月11日

「肩がこるから肩を揉む。」

これは多くの方が当たり前のように行っていることではないでしょうか。

確かに、肩を揉んでもらうと気持ちが良く、一時的に肩が軽くなったように感じます。

しかし、

「翌日にはまた元に戻る」

「何年も肩こりを繰り返している」

「マッサージに通い続けているのに改善しない」

という方は少なくありません。

実は、その肩こりは肩だけが原因ではない可能性があります。

肩こりを根本から改善するためには、「なぜ肩に負担がかかっているのか」を知ることが大切です。

最近ではスマートフォンやパソコンを使う時間が増え、肩こりを訴える方が年々増えています。

長時間のデスクワークやスマホ操作では、頭が前に出た姿勢になりやすくなります。

人の頭は約5〜6kg、ボウリングの球ほどの重さがあります。

本来は背骨がその重さを支えていますが、頭が前に出ると首や肩の筋肉が頭を支え続けなければなりません。

この状態が何時間も続けば、肩の筋肉は疲労し、血流が悪くなり、肩こりが起こります。

しかし、問題はそれだけではありません。

肩こりが慢性化している方の多くは、肩甲骨の動きが悪くなっています。

肩甲骨は腕を動かすたびに大きく動く骨ですが、デスクワークや運動不足が続くと周囲の筋肉が硬くなり、肩甲骨がほとんど動かなくなります。

すると、その動きを首や肩の筋肉が補おうとするため、さらに肩こりが悪化してしまいます。

また、骨盤の歪みも肩こりに大きく関係しています。

「肩こりなのに骨盤?」と思われるかもしれません。

しかし骨盤は身体の土台です。

土台が傾けば、その上にある背骨もバランスを取ろうとして歪みます。

結果として首や肩へ負担が集中し、慢性的な肩こりにつながるのです。

さらに近年増えているのが、自律神経の乱れによる肩こりです。

仕事のストレスや睡眠不足、人間関係の悩みなどが続くと、自律神経のバランスが崩れます。

すると交感神経が優位になり、身体は常に緊張状態になります。

肩や首の筋肉は無意識に力が入り続け、血流が悪くなります。

その結果、

・肩が重い

・首まで痛い

・頭痛がする

・寝ても疲れが取れない

という症状が現れます。

さらに呼吸も浅くなります。

本来は横隔膜を使って深く呼吸しますが、ストレスや猫背によって呼吸が浅くなると、首や肩の筋肉を使って呼吸するようになります。

この状態が続けば、一日中肩の筋肉を使い続けることになり、肩こりは改善しにくくなります。

だからこそ、肩だけを揉んでも、その場は楽になってもすぐに戻ってしまうのです。

当院では、肩だけではなく、

・姿勢

・肩甲骨の動き

・骨盤のバランス

・背骨の柔軟性

・呼吸の状態

・自律神経の働き

まで確認し、肩こりの本当の原因を探していきます。

原因から整えることで、肩こりだけでなく頭痛や首こり、疲れやすさまで改善する方も多くいらっしゃいます。

もしあなたが、

「肩を揉んでもすぐ戻る」

「何年も肩こりに悩んでいる」

「マッサージが習慣になっている」

という状態なら、原因は肩以外にあるかもしれません。

肩こりを本気で改善したいなら、痛い場所だけではなく、身体全体を整えることが大切です。

ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

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